Journeyトラベルバッグシリーズに付属する専用バックパックの中から、ベーシックトラベルバッグシリーズとカーボンファイバートラベルバッグシリーズ用のOverheadバックパックの詳細についてお伝えしたいと思います。
Overheadバックパックの名前は、航空機の客席頭上の収納棚"Overhead Bin"に由来しています。
2012年にJourney Instruments社を設立したRob Bailey氏はサプライチェーンマネジメントのコンサルティング会社の経営者で、頻繁に顧客とのミーティングの為に各地を飛び回っていました。出張の際にはいつも趣味のギターを携行していましたが、空港でチェックインする際に預けていたギターがたびたびダメージを受けて返ってくる事に頭を悩ませ、何とか手荷物として機内に持ち込めるギターを作りたいと思い、技術者との協議と数多くのミュージシャンへのリサーチを基にOverheadシリーズを開発し、2013年のNAMMショーでのデビューを果たしました。
アメリカでは都市間の移動には空路が一般的である為に、航空機に手荷物として持ち込んで"Overhead Bin"に収納できるという特徴を表す為に"Overheadシリーズ"と名付けられましたが、こと日本では電車の網棚"Overhead Shelf"での活躍の方が多いと思われます。
新型コロナウイルスの影響もあって以前ほどの混雑ではなくなりましたが、ギターを持って通勤・通学の満員電車に乗るのはまさに体力勝負。全身を駆使してギターのネックを守りながら通勤・通学ラッシュと闘うのは大仕事ですが、Overheadシリーズなら大丈夫!
網棚に乗せるのはもちろん、足元に置いても元々ネックが外れているので、バッグごと潰されない限りは安心です。
また、下の写真の通り標準サイズ(小)のコインロッカーや30cm幅の更衣室ロッカーにも収まるので、駅でも職場でも保管に困ることはありません。
マツダのロードスターなどのトランクが広くない車にも楽勝で収まります。
収納力もOverheadバックパックの魅力です。
ギターを収めるメイン収納部上部には脱着可能な仕切で区切られた収納スペースがあり、エフェクターやマイクなどが収まります(収納時は荷物が動いてギターを傷付けないように袋などに入れてください)。
また、ボディのくびれ部分には衣料など柔らかい物も収納できます。
バックパックの前面の大型ポケットは14インチまでのノートPC収納部を備え、ポケット自体がバックパック外側に開く形になる為、ノートPCを取り出さずにそのままX線検査に通せます。また、大型ポケット外側のジッパーポケットにも10インチ程度のタブレットが収納できます。大型ポケットの上には、シールドやチューナーなどのアクセサリー用ポケットも備えています。
荷物の収納とは違いますが、OverheadシリーズとFirstClassシリーズのバックパックのジッパーには全て安心のYKK製を使っています(PJ410Nパドルジャンパー用バックパックは含まず)。更に、背負う時のショルダーストラップも使わない時には背面のポケットにすっぽりと収まり、ストラップを留めるフックもポケット内に隠すことができるといった芸の細かさです。ちなみに、ショルダーストラップを使用している時には背面のポケットを収納スペースとして使うことが可能で、書類や大型タブレット、薄型ノートPCなどが入れられるほか、そのポケットの上にはギターの上部の収納に裏側からアクセスできる開口部も設けられています(Overheadシリーズ用バックパックのみ)。
これだけの収納力があれば、身軽な1~2泊の旅行・出張であればバックパック一つでギターと一緒に出かけることが可能ですね。
ただし、ノートPCなどを収納すると前面のポケット部の重量が増加しますので、収納棚などにバックパックを載せる際にはバックパック前面を下側にして荷物の重量によるギターの破損を防ぐようにしてください。
他にもOverheadバックパックに関する話はありますが、また追々お知らせいたします!
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